~ 開発者の憂鬱 ~


2012年2月 6日(月) 05:08 JST

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システムエンジニア

 よく肩書きを聞かれる時に、私は上記のように答える事は無い。私の肩書きは、「プログラマ」なのです。少なくても、私は自分がシステムエンジニアだと思った事は一切ない。紹介される時に、そういわれる事が有るし、名刺にそう書かれる事は有るのですが、私は「プログラム」を書く事しか出来ないので、「プログラマ」だと思っているのです。
 それでは、私が考えるシステムエンジニアとはどういった人達なんでしょうか?
・客がやりたいと思っている「ぼんやり」している事を実現する手段を考える事が出来る。
・当然やれる事に関して統一性を持たせる
・客に解るような言葉を操りながら説明出来る
・システム用語を使わないで、作るシステムを説明出来る
・客の常識を理解して、システムに落とし込める
 これらが出来て、スタートラインだと思っている。
 特に、システム屋が嫌われるのが、システム用語だと言う事を認識して説明しないとならない、完全に使わないで説明する事は難しいと思うが、それでも極力使わないで説明した方がいい。
客は、それで不安になってしまう。そして、不安になるだけならいいが「言った・言わない」「聞いてない」「説明されていない」となってしまう。
先日も、「データトランザクションが多いのでシステム安定の為、ジョブのプライオリティの順番を変えさせて貰います」と説明していた(自称)システムエンジニアが居たのですが、その後、其奴が行った行動は、接続セッションの調整を行いましたと言って、データベースへのアクセスを行うプログラム(まぁバッチ処理なんですけどね)を最初の取り決めでは1時間に12回(5分に1回)を1時間に1回に変えて、処理が軽くなったので、早くなったと思いますと言ってきた。当然客は5分でも即時性が無いっと言っていたのに、それが1時間になってしまったのだから、当然クレームをあげるのですが、上記の説明で自称SEは説明をして了承を頂いているので、もし元に戻すとしたら処理が遅くなりますし、今度はお客様の都合で修正を行うので別途費用が必要になります。ってしたり顔で言ってきた。これって、詐欺ですよね?
私はそう感じて、その会社の営業と社長に文句を言う為に会社に単身乗り込んで話をしてきた。取り込み詐欺の様な事をするのですか? そんなつもりは無いと言う当たり前の返答だったのですが、その時の私の上の会社の人が、もう一銭も払いたくないって言っているので、システムを引き上げて貰えますか? と言うあり得ない交渉から入って、その後の落としどころを双方で話し合った。結論は出ないまま次回持ち越しになったのですが、これは答えが簡単なのです。自称SEが間違っているのです。説明した気になっているだけで、意図している所が伝わっていなくて、自分に都合が悪い所を専門用語で誤魔化しているだけなのです。
まぁこういう奴が居るから、私のようなプログラムしか出来ない人間の所に声がかかって、呼ばれて翻訳機の役目をしなければならないのでしょうからね。
そして、愚かだと思うのが、「言われたとおりに作りました」このセリフを言う奴が嫌いなのです。確かに、仕事になっているのなら、それでも良いのかも知れないけど、システムエンジニアを名乗るのなら、例え客に言われていなくてもやらなくてはならない事が有るのではないでしょうか?それが、プログラマとシステムエンジニアとの違いで、言われた通りにしか作れないのなら、わざわざ高い金を払って、システムエンジニアにお願いする事は無いのですからね。そのことを考えて欲しい。「言われなかったからやらなかった」では無くて、「言われなくてもやるべき事」それがシステムには当然あるのだと思っている。
大きくは、一般常識的や通念的に感じる事に関しては、やらなくてはならないと思うし、客の業界的に当たり前だと言われている事に関しては、客も「当然知っている」と思って説明はしない。システムで、相互のボタンの掛け違いが発生するのがこの部分が大きい。次に発生するのは、システムを実際に運用する人達のターゲッティングが間違っている時に発生する。これも根っこが深くて、「言った・言わない」「運用でカバーできないですか?」と色々発生してくる。特に、オペレータを大量に使う場合には、オペレータが使う画面は極力操作を無くして、ボタンを押す行為だけで終わらせるべきなのです、時間がある時に、その入力を修正出来る位のシステムで無ければ現場で使ってくれません。システムの打合せに出てくるのは、現場ではなくて、その会社でパソコンに詳しかったりシステム担当だったりします後は決裁権を持つ社長や役員になってくるのですが、私は自分が使いにくい画面になっていると、アプリケーション自体を使わなくなっていくので、UIの作成には気を使う。特に、オペレータが使うと解った時点で、オペレータの作業を見せて貰うか、出来ればオペレータとの打合せをお願いする事が多い。それもなるべく現場に近い責任者とかではなくて、本当の現場の人の話を聞きたいと言う事が多い。実際に使うのは、現場のオペレータで管理者でもシステム担当でも、社長や役員でもないのですからね。その上で、管理画面や決済様の画面などを別途作成していって、各々のパーツにあった画面設計を行うようにしている。最終的に、誰が楽をするシステムなのかを考えなければならないのです。社長や役員が楽をする必要はないと思っていますし、システム担当者が楽をしても意味がないですからね。

誰の為のシステムなのかを考えないで、進めるほどプログラムは甘くないので、その事を踏まえてもシステムエンジニアとしてやるべき事はやって欲しいと思ってしまう。

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